めくるめく植物生活

毎日の癒し・人生の癒し。観葉植物の育成日記。

実生ガジュマル育成記①

こんにちは、すぐりです!

 

以前導入したウッドシェルフ、やはり狙い通り、簀の子効果によって下の子たちにもよく日が当たっていました。植物たちも喜んでいる様子。冬前に購入して本当によかった。

 

さて、今日はこの秋に気が向いて始めた実生ガジュマルについて取り上げたいと思います。

 

実生ガジュマルとは?

文字通り、実(タネ)から育てたガジュマルです。ガジュマルは沖縄の植物で、広域に分布するたいへん一般的な樹木です。市販のものはぷくっと太った幹が特徴で、愛らしい見た目と育てやすさで近年大変人気があります。

しかしこの太った幹、実は本来は根で、市販のものは根を土から出した状態なのだそうです。

すなわち、ガジュマルの繁殖方法でもっともメジャーな方法の一つである「挿し木」ではこのぷっくり幹はできないということ。ここがガジュマルファンの心を揺さぶり、「実生をしたい!」と思わせる点です。さまざまな実生栽培に挑戦するブログなどをみるにつけ、自分でもやってみたいと思うようになり、たまたまネットでタネが売っていたのをきっかけにこの秋ガジュマル実生に挑戦しました。

 

タネ購入

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ネット通販でタネを購入。大変細かい粒で、果肉なんだかタネなんだかさっぱりわからない状態です。販売者いわくこれで(約)100粒とのこと。

まずはこれをよくよく洗います。ガジュマルのタネには発芽を抑制する物質が付着しているため、まずはこの物質を洗い流すことが必要とのことです。自然界では、果実を食べた鳥や小動物の消化の過程でこの発芽抑制物質が洗い流され、糞に混じって土に落とされることで発芽を待つのだそうです。

 

植える

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まずはガジュマルのタネを水で洗います。夫に断って茶こしと使わなくなったタッパを使って種をもみ洗いしました。しかし、果肉の粉末が混ざっているため、正直どれが種だかわかりません。流しちゃったら困ると思い、結局タッパとボールを使って、もみ洗いで茶こしを通っていった物体を再び茶こしに通すということを何度も何度も行いました。10回弱行なって、ふと思いました。「水にちょっとつけてたらいいんじゃね?」ということで一時間ほど水につけてから、(またこのときもどれが種だかわからなかったので)洗うのに使った水ごと鉢にわけた土の上へぶっかけました(好光性の種子のため覆土は必要ありません)。

いかんせん「実生ガジュマルをやりたい!」と思い種を手に入れたのが8月の末でして、植えたのが9月の中旬でしたから、いくら関東とはいえ寒くなる一方の季節です。ネットを見ていると、新芽に冬を越えさせるのは難しいとの記述も散見されました。なんでこんな時期にやりたくなっちゃったんだろう……と自問自答しつつも、植えるからには一つでも芽を出してほしい、育って欲しい。小さな発泡スチロール箱(本当はレジャーのときにビールとか冷やすやつ)を買って、その中に分厚いアパレルショップかなんかの袋を敷きます。上は日が入るようにしたいのでラップで覆うことにしました。

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種の入った水の他にも、たっぷり水をあげたのち、発泡スチロールにいれてラップして窓際に放置しました。

 

2週間後(9月末)

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なんと芽がでました。しかも順当に2週間後。早い!

よく見ると2つの芽が出ています。ちっちゃい!可愛い!可愛い!可愛い!

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しかし2週間というのはかなり早いですので、まだまだ放置して待ちます。

 

1ヶ月後(10月中旬)

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さらにポツポツでてきました!かいわれ大根みたいですね〜!可愛い!

左側の方が多いのは、入射角的に陽がよくはいるからでしょうか。

 

4ヶ月後(2月中旬)

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成長しました。冬なので冷えたら怖いため水も控えめに(仕事でそれどころじゃなかったともいう)しており、水蒸気でラップが垂れ下がって空いていたりしましたけれども大変順調に育ってくれております。土が苔むしつつあるのはご愛嬌(すぐになんとかしなければ……)。

 

発芽はぼちぼちこんなもんだろうと思います。というか、思いの外うまくいってしまったので、これ以上増えても持て余します……。

植え替えはまた暖かくなってから。ぷっくりとした幹のガジュマルにするには長い時間が必要ですが、まずは鉢上げが楽しみです。